降圧剤を使用するとき、それはどんな時でしょうか?血圧をさげ、様々な病気を予防するためです。ですがその降圧剤を飲むことによって死亡リスクが高まるといった研究結果が発表されています。どうすることが正解なのでしょうか?

生活習慣による若年化が進む高血圧と降圧剤による治療

生活習慣病の一つである高血圧症は日本では4000万人を越える患者がいる疾患です。血圧が高い状態が維持されてしまっているのが問題となる疾患であり、それ自体に自覚症状がないことから、合併症を生じてから気づくということも稀ではありません。多くの高血圧症患者は人間ドックなどの機会に血圧を測定して気づくことになります。それによって一度は医療機関を受診することになり、生活習慣の改善による治療を開始するものの、自覚症状がないことからあまりはかどらずに進行させてしまうこともよくあるのが高血圧の特徴です。若年化が進行していることが知られており、高齢者だけの疾患ではなくなっています。若年層において生活習慣が欧米化した影響を受けてより高血圧になりやすい状況ができているというのが事実だからです。若年層が高血圧になることによって、より長期間にわたって血圧の高い状態が維持されていくことになりがちであり、その分だけ合併症のリスクが高まっていくことになってしまいます。生活習慣の改善による降圧に時間がかかる場合には、合併症のリスクを下げるために降圧剤を使用することになるのが一般的です。降圧剤を使用することによって血圧を正常域に入れておくことができれば動脈硬化などの合併症のリスクを低減させることができるからであり、高血圧の治療においては生活習慣の改善と同時に降圧剤による血圧のコントロールが重視されるのが一般的です。しかし、若年のうちから降圧剤の使用を始め、生活習慣の改善による効果が見られない場合には、一生降圧剤のお世話になって生きていかなければならなくなります。医療費に苦しむことにならないためにも、若いうちから予防策を立てて生活していくことが大切となっています。