降圧剤を使用するとき、それはどんな時でしょうか?血圧をさげ、様々な病気を予防するためです。ですがその降圧剤を飲むことによって死亡リスクが高まるといった研究結果が発表されています。どうすることが正解なのでしょうか?

高齢者への降圧剤投与での負担

血圧が高い状態である高血圧は、今では生活習慣病の一種ですが、この生活習慣病は昔は成人病と呼ばれていました。
成人病の成人とは、20歳のことを指すのではなく、働き盛りにある年代のことを指し、具体的には40代から60代を指しています。
ですから高血圧は、ある程度、年齢を重ねれば重ねるほど、それまでの生活習慣の積み重ねや蓄積されてきた血管のダメージが出てくるため、発症する可能性が高くなると言えます。
ですから、高血圧を治療するために高齢者であっても降圧剤を服用することはケースとしてはよくあることです。
ただし、高齢者に対する降圧剤の処方、及びその服用には、様々に点において注意すべきことがあるとされています。
たとえば高齢者の方は、勿論、個人差はありますが、薬剤に対しての解毒作用を持つ肝臓や、余分な薬物を排出する腎臓の機能が低下していることが多いです。
そのため体に降圧剤の作用が、強く残りやすい傾向にあると言えます。ですから副作用として、血圧が下がり過ぎてしまう、まためまいや頭痛などを感じやすくなると言う可能性も否定できません。
また降圧剤は認知症の発症とも関係があると言うことが、最近の調査によって明らかにされています。
降圧剤を飲むと、その作用によって血管が拡張されるのですが、それによって血流が低下したり穏やかになると、脳にも充分な量の血液が届きにくくなります。
それによって脳の神経細胞が劣化してしまったり、不活性化してしまうと言うのが、降圧剤による認知症発症の理由です。
降圧剤は一時的に血圧を下げるものです。ですから、高血圧状態をずっと防ぐためには、降圧剤をずっと飲み続ける必要があります。
そうしたことと、高齢による脳機能の低下が重なると、認知症を発症する可能性も高くなると言うわけです。